2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

深呼吸する言葉・羊雲

昨日の空を駆けていた 羊たちの大群は、 今日は宇宙のどこいらを 笑って駆けているのだろ。

深呼吸する言葉・宿る

言葉に表情が宿るなんてのは例えではなく、 この言葉を紡ぐのに、人から受け取ったものがあった。 今日の言葉にあなたが宿り、 明日の言葉にだれかが宿る。

深呼吸する言葉・開眼

開眼すべきは背中の目

深呼吸する言葉・ひとりと無数

ひとつの神を描く人は その御姿に、万人にある神聖を感じ畏れて描いている。ひとりの為に生む人は その命に、何千何億の灯を感じ暖められている。ひとりを愛し続けた人は その愛で、永遠(とわ)を知ってることとなる。

深呼吸する言葉・祝福の雨

姪の十になる誕生日に降り出した雨 未だやまず、勢いさらに増している。幾ら祝福しても足りない想い。いったい誰が降らしているのかしらん。未来のどこかで貴女と出逢う 特別な人からのラブレター?

深呼吸する言葉・動機

動機が愛情なのであれば、失敗したっていいんじゃないか。

深呼吸する言葉・見るが道

人は見つめている方向にしか歩いていけない。 ゆえに見るが己の歩む道。 意志を持って見たいものを見る。 必要なことは見えてくるから。

深呼吸する言葉・幼い子どもに接するときに

かわいいかわいいかわいいに 添えておきたい リスペクト

深呼吸する言葉・いっぽいっぽおとな

覚えているから在る新鮮さ。 経験という素材が成す滋味。

深呼吸する言葉・泣くんじゃなくて

今日 笑えてる 自分が 愛しい!

深呼吸する言葉・へんげ

ほんとうの意味では変化って、 今の自分を味わい尽くしたとき しぜんと内から起こるもの。変化を頭で求めているときは、 今の姿に留まるべき未練という希望が胸にある。

深呼吸する言葉・ややこしさ

怒りというややこしさをほどくと、 それが欲しかった と小さな花。人恋しいというややこしさをほどくと、 寂しかった と小さな花。おとなというややこしさをほどくと、 生きてきました と小さな花が咲いている。

深呼吸する言葉・感謝宣言

私、子ども時代が恵まれていたからあまあまなんですと言うと、 世の中に不平不満ばかり言う者が甘ったれなのだと伝えてくれる人がいた。 だから大きな声で、父さん母さんありがとう! 胸に掲げて生きていく。

深呼吸する言葉・贅沢な選択

たまにはお腹を空かせてみなきゃ、 我何想うか見失うから、 今夜は何も食べないで腹の底に沈んで眠る。

深呼吸する言葉・根っこはみんなで

地中に張り巡る孤独の根っこは、 大地を編んで強くして今日や明日を支えてる。

深呼吸する言葉・根っこはふたりに

地中に伸びゆく孤独の根っこは、 誰かの根っこと出逢うことがある。

深呼吸する言葉・根っこはひとり

どの人も孤独の根っこで踏ん張って、 いろんな花を付けている。

深呼吸する言葉・世界や真理に恋してみれば

私たち、不安なものほどよく見てる。 不確定なものほどたくさん捉えてる。 自信のないものほど愛してる。 分からないからよく知っている。

深呼吸する言葉・ゼロに向かって

経験って捨てたもんじゃない。 経験って、捨てていくもの。

深呼吸する言葉・影の世界

秋深まり夕暮れ時の影が色濃くなって、 「影が綺麗だということを 幼心に教えてくれた人は、 藤城清治さんだったのかもしれない」 と、ふと思う。

深呼吸する言葉・そんな季節

女の人生にも、 覚悟の詩(うた)ばかり詠む季節がある。 恋の詩ばかり詠む頃があるように。

深呼吸する言葉・き せ つ

竹の節は、厳しい冬に作られるらしい。 人も覚悟をするときに、新しい節を刻んでいる。