2008-01-01から1年間の記事一覧
ほんとうの意味では変化って、 今の自分を味わい尽くしたとき しぜんと内から起こるもの。変化を頭で求めているときは、 今の姿に留まるべき未練という希望が胸にある。
怒りというややこしさをほどくと、 それが欲しかった と小さな花。人恋しいというややこしさをほどくと、 寂しかった と小さな花。おとなというややこしさをほどくと、 生きてきました と小さな花が咲いている。
私、子ども時代が恵まれていたからあまあまなんですと言うと、 世の中に不平不満ばかり言う者が甘ったれなのだと伝えてくれる人がいた。 だから大きな声で、父さん母さんありがとう! 胸に掲げて生きていく。
たまにはお腹を空かせてみなきゃ、 我何想うか見失うから、 今夜は何も食べないで腹の底に沈んで眠る。
地中に張り巡る孤独の根っこは、 大地を編んで強くして今日や明日を支えてる。
地中に伸びゆく孤独の根っこは、 誰かの根っこと出逢うことがある。
どの人も孤独の根っこで踏ん張って、 いろんな花を付けている。
私たち、不安なものほどよく見てる。 不確定なものほどたくさん捉えてる。 自信のないものほど愛してる。 分からないからよく知っている。
経験って捨てたもんじゃない。 経験って、捨てていくもの。
秋深まり夕暮れ時の影が色濃くなって、 「影が綺麗だということを 幼心に教えてくれた人は、 藤城清治さんだったのかもしれない」 と、ふと思う。
女の人生にも、 覚悟の詩(うた)ばかり詠む季節がある。 恋の詩ばかり詠む頃があるように。
竹の節は、厳しい冬に作られるらしい。 人も覚悟をするときに、新しい節を刻んでいる。
週明けの雨降りは人の表情にどんよりを蔓延らす。そんなときレインコートと雨靴で歩く小さな男の子が言った。「お母さん、秋の雨ってきれいだねぇ!」こころの雲に虹かかり雨蛙ピョンと一匹跳ねた。
最近気づいた。 共感だけで、星の足跡つけてるわけじゃないこと。 共感だけでは、つけられないこと。
言葉に嘘も本当もない。 言葉に裏も表もない。 言葉に重いも軽いもない。 言葉を宿す自分自身に、 それらすべてが宿っているんだ。 言葉の上に胡坐をかいていてはいけない。
暑い暑いが夏で、 寒い寒いが冬。 暑さの記憶の中で涼しくなったねぇと呟く束の間が秋。 だから秋はいろいろ美味しい。
それでも、 生きていることは素晴らしいのだと、 言う覚悟で生きている。
考えていない人なんていなくて、 見習うべきは 口をつぐめるしなやかさ。 「それでいいよ」と言える覚悟。
「こういう気持ちで明日も過ごしたいなぁ」 と、呟く日が増えた。
わたしはわたしの言葉に耳を傾けるから、 きみはきみの言葉に耳を傾けて。
満月、欠けゆく。 葉は、枯れゆく。 十五夜過ぎて秋の入口、 いろいろなものが いろいろのリズムで、 理(ことわり)の姿を魅せてくれてる。
さぁは、Let's のさぁ。 よぅは、ごあいさつ。 うぅは、うなりごえ。 なぁは、同意のなぁ。 らぁは、らららららー。 さぁ歌いましょ! さようならから始まることもある。
確認という認識は 過去に起因するもので、 今ここで起き得るのは いつも、発見。
働きかけるべきは外に……ではなく、 働きかけるべきは内に……なんだな。
言葉にするのが遅いきみの言葉は、 じっくりゆったり旅するように きみの躰(なか)、 流れ流れてきた言葉。 それはもうほんとうに、 きみしか言えない滋味ある言葉。
性格やら気質なんてない。 きみが生き延びてくるために 身につけた手段だったんだ。 よくここまで来てくれた。 もう大丈夫。 重たいコートはさぁ脱いで。 寒い冬が来る前に。
今日の自分が昨日の自分よりも、 過去を生きてることがある。 昨日の自分が今日の自分より、 明日を生きてることもある。 人間は、時系列なんかにおさまらない。 瞬間瞬間ありったけに咲いている。
時に無言が、貴女のほんとの言葉だったね。
むりやり干された 白いシーツが、 はたはたはためき 空 見あげ、 秋を手招きしています。
夏休みの おみやげ話 交換会。 全国 夢 ウつつ うツら うツら。